就職は各学校の求人票がいちばんの頼りです。一般の高校や専門学校、大学同様、社員(この場合は鍼灸師ですが)を募集したい旨の申込みが学校にきますので、その求人情報を見て探すことになります。
やはりもっとも多いのが、鍼灸接骨院などの治療院に勤務するケースです。とくに若いかたは治療院に就職するかたが多く、学校卒業後すぐに開業するのは、一度社会人を経験してから専門学校に入学したかたが多くなっています。すべての学校に共通するわけではありませんが、開業のノウハウを指導する学校もあるので、もし卒業後に開業をめざすのであれば、学校選びの段階で開業についての指導があるかどうか調べてみることをおすすめします。
治療院以外では、整形外科や内科、神経内科などで鍼灸師を募集する場合もあります。いずれもリハビリや治療に鍼灸を取り入れている病院ですが、数としてはそう多くはないのが現状です。これも少ない例ではあるのですが、鍼灸師のなかにはスポーツトレーナーとして活躍するかたもいます。治療院のなかにトレーニング施設があったり、プロ・アマチュアを問わず選手やチームと治療院が契約しているケースがほとんどです。
再就職の場合は、ほかの職種と同じようにハローワークを頼ることになります。先日、インターネットでハローワークに募集があるかどうか検索してみたところ、治療院のほか温泉旅館内のマッサージルームでも鍼灸師を募集していました。最近はSNSや治療院のサイトに求人情報が掲載されることもあります。再就職のときはとくに、同業者同士のネットワークや情報収集力がものをいうかもしれませんね。
近年、鍼灸の専門学校などが乱立しているため、鍼灸師が増え、職につけないかたも出てくるのではと懸念されています。「鍼灸師は大丈夫。食いっぱぐれることは絶対にない!」とはいえませんが、介護の分野での需要が増えるなど、新しい活躍の場も目立ってきています。寝たきりのお年寄りの自宅を訪問し、鍼灸治療を行なう事業者もありますし、ヒザや腰の痛みを訴える高齢者の治療に鍼灸を採用する施設もあります。時代とともに需要にも変化があらわれます。活躍の場を広める意味でも、時代の波をキャッチすることも大切といえるでしょう。
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